2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧
「幸せとお金の経済学」は、幸せになるための消費の秘訣を教えてくれる。ワンセンテンスで言うと「地位財より非地位財へお金を使おう」。地位財とは「他人との比較で価値が生まれるもの」。非地位財は「他人が持っているかに関係なく、それ自体に価値があり…
女性だけが特殊な腕輪を装着させられ、1日100語以上を喋ると強烈な電流を浴びせられる。女性の声を奪ったディストピア社会を描くのが、クリスティーナ・ダルチャーさんのSF小説「声の物語」だ。 一部の女性が出産のための道具として使われるというSF小説「侍…
経済学者・井上智洋さんの「純粋機械化経済 頭脳資本主義と日本の没落」は、「サピエンス全史」並みの話題書になるはずだ。そのぐらいのインパクトがある。本書は、AIによる時代変化を、テクノロジー論、経済論、未来予測だけでなく「人類史」のスコープで超…
ヘイトが溢れている今だからこそ、本書「アイデンティティが人を殺す」を読む意味がある。分断されないために、憎しみ合わないために、この本のアイデンティティ論を学びたい。 著者はレバノンで生まれ、内戦を機にフランスへ移住した作家アミン・マアルーフ…
メンタルが強いとはどういうことだろうか?サイコセラピストでライターのエイミー・モーリンさんは「どんな運命が降りかかろうとも、自分の価値観に従って生きること」と定義する。そして、その強さのためには何かを「する」よりも「やめる」ことが重要だと…